白雨の株式投資cafe

長期投資で億り人を目指す兼業投資家です。趣味は株式投資と筋トレと旅行。日本株への長期投資で経済的自由人になりたい。

投資対象は5銘柄までにする

お疲れ様、白雨です。

令和になって早々ですが個人的な投資成績は良くないです。小型成長株はかなりうりこまれたものもあって私もかなりダメージ受けてます。業績はそこまで悪くなったとは思えないのでファンダメンタル的に問題なければ売りにはならずむしろ無意味な株価の低下は買い増しのチャンスになりそうです。

ですが、投資対象は内需系の成長株なので中米の関税合戦の影響は受けにくいですが、貿易摩擦は世界経済を停滞させそうです。色々と悩みましたが企業の力を信じることにして売りも買いもせずにひたすら傍観しています。

 

さて、本題の白雨の投資フレームの最後です。

投資対象は5銘柄までにする

これはピーター・リンチもそうでしたしエナフンさんもそのようにしてたのでそのようにしています。これが実に良くできたフレームだと思います。その理由を二つに分けて説明したいと思います。

 

銘柄分析の限界

成長株投資における銘柄分析はファンダメンタルズに基づいて行います。PERだけを見て割安だから買い、割高だから売りのような単純なものではありません。ストーリーを重視するんでしたね。

上場している約3500社の中でこれだと思う会社を見つけてIR資料を深く調べてストーリーを想像する。その結果投資対象になるのか判断する訳ですから私のようなサラリーマン投資家にとっては時間が取れません。もちろん投資で大儲けを狙っている訳ですからそれなりの時間を割り当てる必要がありますが平日の昼間は仕事がある訳ですから限界があります。その中で自信を持ってこの銘柄については調べ尽くした。と言えるのはせいぜい5銘柄くらいであろうということです。もちろん人によって取れる時間が異なるように調べ尽くせる銘柄の数は違うですが専業としない限りは5銘柄程度であるというのはサラリーマン投資家としてもかなり実感のある数字です。

ストーリーを重視する成長株投資においては株価のように目まぐるしく変わる株価ほどではないにしろ保有株の状況については日々注視する必要があります。ここで言う状況はTwitterとかYahoo掲示板を見ることではなくてIR資料を読み込むことや実店舗を調査することなど自らの足で稼ぐ必要があります。

Twitterで情報を集めるより実際にそのお店に行って自分の満足度や繁盛しているかを確認する方が重要です。ネット上の情報は参考にするべきですが掲示板の戯言を参考にして投資判断をしているうちは大儲けなんてできません。

 

話を元に戻します。

成長株投資を行う上ではフレームの通り、成長するストーリーを持った銘柄を探し出してその後ストーリーが崩れていないか確認し続ける必要がありますからサラリーマン投資家はそこまで時間が取れません。しっかり銘柄を理解して投資し、ストーリーが崩れていないか追いかけ続けることができるのは5銘柄程度というのが実感を伴った結論です。

(もちろん5銘柄に辿り着くまでに何十何百という企業を調べる訳だ。5銘柄だけ調べてよし!とはならない。)

 

投資利益のインパクト

もう一つの理由は投資利益のインパクトです。成長株投資では2倍から10倍の利益を目指して投資を行います。所謂テンバガーというやつです。しかし大儲けをするにはテンバガーを当てるだけではまだ足りないでしょう。(テンバガーを当てることだけでも相当難しいが)テンバガーになる銘柄をたくさん持っておくことが必要になります。

 

投資利益 = 株価上昇 ×  所有株数

 

20銘柄に分散投資していては1銘柄あたり5%の保有ですからテンバガー取れても投資額へのインパクトは5%×10倍で全体で見ると50%の資産増にしかなりません。

5銘柄であれば20%×10倍なので200%の資産増になります。他の銘柄が平凡な成績でも一つの銘柄でテンバガー取れれば資産を倍増させることができます。

買った銘柄がテンバガーを取れても投資額が20万円では200万円にしかなりません。もちろん金額的には180万円と大きい金額ですが億り人を目指す場合には物足りません。

億り人をそれなりの年齢で目指すには成長する銘柄をたくさん持つ必要があります。

 

じゃあ自信のある銘柄に集中投資すれば良いと考える方もいらっしゃいますがマイナスのインパクトも大きくなるのであてが外れた際には大きく資産が減ってしまいます。本当に自信がある銘柄なら1つの銘柄に集中投資という戦略もなくはないですが株式投資は正しかったからと言って儲かる程単純な世界ではないです。

 

投資期間は短いですがそういった実感として成長株投資を5銘柄で行うのは非常に完成されたフレームであると思います。

 

白雨